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わが子を狭い日本に閉じ込めたくなくて、ワールドワイドで活躍してほしい、とまでは言わないが、世界にまで視野を広げて色々な国の人と仲良くなってほしい、という願いを込めて、外国の方にも親しみやすく覚えてもらいやすい名前をつけた。
名付ける時にそれを意識したぐらいなので、教育方針もなるべく「国際交流」を意識していた。当然英語教育も考えた。
英語が話せれば、多くの国の方とコミュニケーションが取れる。国際人を目指してほしいと考えた時に、言葉の壁に悩むような事のないよう、小さい頃から英語には触れさせて、抵抗感を無くしておきたかった。
私は息子を連れて何軒か地元の英会話教室の体験レッスンに参加してみた。
しかし、地元だとネイティブの先生がいなかったり、「お遊び感覚」が前面に出てしまっていたり、完全に塾のような形式で知識だけを詰め込むような教育体制だったり、いまひとつピンとくるものが無かった。
年齢に合わせて変えていってもいいのかもしれないな、とも思い、最初に遊びから入って英語に親しんでから、塾のような所で知識を身につけて、実践のような形でネイティブとコミュニケーションが取れる環境を探すか、とも考えたが、いちいち手続きをしたり、探したり、予定を調整するのに負担が大きすぎるという事で、私も主人も乗り気ではなかった。
いくつか「ここは悪くないな」という教室も見つかったが、私が仕事をしている都合で、どうしても日時が合わなかったり、地元を離れて探せばいくらでも素晴らしい教室は見つかるのだが、遠すぎて通わせるには難しかった。そして予算的にも、良い教室は当然高くなるので、家計に響くという痛手もあった。
こだわればこだわるほど、ドツボにはまってしまい、調査にも体験レッスンにも疲れてしまった。
教室を探す時、私はいつもインターネットで検索して探していたのだが、英語教室や英語教育関連の言葉で検索してばかりいたので、英語教室や英語教材の広告がよく出るようになった。
大手企業が出している「聞き流すだけの英語教材」だったり、「TOEICで何点を目指す」というような教材だったり、色々目にはついていたのだが、全てビジネスマン向けのものばかりで、全く興味をもっていなかった。
しかし、教室探しに疲れて、ぼんやりしている時に、ふと「もしかしたら子ども向けの英語学習教材も通販で買えたりするかもしれない」と思った。
そして、探してみると、予想通り、沢山の英語学習教材がインターネット通販市場に出回っているという事が分かった。いかにも「お勉強」というものから「英語で遊ぶ」という事を主目的に開発されたものまで、幅広く、自分が子どもにどのように英語学習をさせたいかという観点で選ぶことができた。
私は、息子にまず英語を好きになり、そして英語を使ってコミュニケーションを取れるようになると、日本語の分からない外国人とも会話ができるようになって友だちになれるという楽しさを覚えてほしかった。
そのため、そのような事が実現できる教材を探した。
英単語のスペルや細かい文法事項はどうでも良く、とにかく、聞いて、話せる能力を最優先に考えていた。
そうなってくると、音声教材は必須で、また、ネイティブの話す口の動きなども見てほしかったので、映像教材が含まれるものの方がより良かった。
教材の中には、インターネットでネイティブのスタッフと繋いで会話する事ができるという特典が盛り込まれているものもあり、惹かれたが、折角ならば直接顔を合わせて交流させたいという気持ちが強く、実際に外国の方と交流するという機会は別で設ける事にした。
色々考えて、選定していった結果、ビデオやCDがメインになり、副教材として本があるような、そのような種類の教材を買って、自宅で英語学習をさせる事にした。
費用的にも、月謝を払って通わせる教室よりもずっと安く、試しにやってみようかな、という程度の軽い気持ちでスタートできたのも、通販教材の良いところだな、と思った。
ワンクリックで購入できるところも良い。
注文してから1週間弱経ち、教材が我が家に届いた。
息子は自分宛に届いたプレゼントに大層喜び、箱から次々に教材を引っ張り出した。
最初に興味を示すのは当然だ。あとは、いかに飽きさせずにこの教材を活用できるか、それは、私の手腕にかかっているといっても過言ではないだろう。
まず、息子と、一番初めに見るDVDを見る事にした。
教育テレビに登場しそうな「みんなの人気者のお兄さん」といった印象の若者が画面に映し出されて、英語で挨拶する。基本的に、日本語は話されず、英語のみで、日本語の字幕もなく、映像と音声をリンクさせて理解していくような、そのような内容になっていた。
私が見ても楽しく、息子は食いつくように見入っていた。
繰り返し練習させるようなシーンもあり、その説明も勿論英語でされていたため、息子には言葉の説明だけでは理解できないはずだったが、言葉意外の情報で「くりかえし真似っこするんだな」というのが分かったようで、お兄さんが喋った後に続けて真似をしていた。
この様子を見て、すかさず「すごいね!真似っこするって分かったの!」と褒めると、息子は得意そうにした。
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これはなかなか良い教材を入手したな。と確信した。
それから、買ってきた教材が我が家の生活のあらゆるところでその存在感を発揮しだした。
車で移動する時には、CDをかけ、自宅で私が家事をしながら、息子にDVDを見せ、親子で真剣にDVDを見ながら英語でコミュニケーションをとってみることもあり、我が家は英語づくしとなった。
親の方が興味をもってしまって、楽しく英語学習ができたので、少しは英語力が伸びたようにも思う。
そして息子も、子どもにありがちな「好きになると、何度でも繰り返し見たがる」という現象が起きて、家族全員がDVDの展開や台詞を全て覚えてしまうくらい、毎日毎日飽きもせずに繰り返し見続けた。
おかげで、少なくとも英語には親しめたし、アルファベットは完璧に覚えたし、数字も100まではスラスラ数えられるようになっていた。簡単な英単語も覚えて、私はそれを上手く日常生活にも取り入れようと思い、果物や動物に関しては、「これは英語でなんだっけ?」と聞くように心がけた。
届いた教材は3、4歳児のレベルから、10歳児のレベルぐらいまでの語彙や文法力、言い回しなどをカバーしていたが、息子がハマッてくれたおかげで、購入してわずか1年で全ての教材を見尽くしてしまった。
自宅で学習できる教材を購入して良かったな、と思うのは、決まった時間に息子を教室などに連れていく必要がないため、息子の気分が乗っている時や、私たちに時間の余裕がある時を選んで、好きな時間に英語学習をする事ができるという事がひとつ。
それから、毎日、何度でも繰り返し使う事ができるため、反復学習にはもってこいというところがひとつ。
それを考えるとコストパフォーマンスは最高に良い。もっとも、買ったまま放置、という悲しいことにならないために意識的に親から子へ働きかける必要はあるため、上手に活用される事をおすすめする。
さらに、親が子の学習状況を把握できるというのも、ひとつ、自宅学習の良いところだと感じた。
やはり、教室に預けて任せてしまうと、一体今日は何を学習したのか、今どんな事を勉強しているのか、毎週何をやっているかなど、掌握しきれないところがある。それが、毎日の進歩状況を見極めながら、子どものペースに合わせて学習を進めていけることができる自宅学習は効率も良いし、子どもが飽きたりしない効果もある。
これら様々な理由で、私は自宅で英語学習ができるような教材を見つけて本当に良かったと思っている。難点があるとすれば、実際にコミュニケーションをとるような機会が無い事だったが、これは地域の国際交流イベントに参加したり、私が積極的に息子をそういった場に連れていくことで解決できた。
教材開発チームでも、そこが弱点と分かっているようで、同じ系列の別の教材で、ネイティブと直接やりとりができるコースも作ったり、創意工夫しているようだったが、私たち家族はたまたま地域の国際活動にお世話になる事になった。
地域の国際交流イベントで、息子は自分が習った英語を使いたくて仕方ない、という雰囲気で、外国の方に積極的に英語で話しかけていた。
交流会に来ている方々は皆さんとても親切なので、まだ片言という雰囲気の息子の英語を懸命に聴き取ってくれて、シンプルな英語でゆっくりと褒めてくれていた。
それですっかり気を良くした息子は、家に帰ると、今日会った人にお手紙をかきたいと言いだした。
ライティングの学習はさせていなかったので、これをきっかけに、いよいよ読み書きの方にシフトチェンジしていこうかな、と思い、私はまたインターネットで教材探しを始めてみた。
すると、読み書きの方がはるかに多くの教材がヒットして、散々悩んで、中学英語で困らないような、基本的な英語能力を養っていけるような子ども向けの教材を購入する事に決めた。
ひとまず、息子が手紙を書きたいといった方への手紙は、息子が英語で話したものを私が聴き取って書いたものを作ったが「次は自分で書きたい」という息子の熱意を大いに賞賛し、「英語でお手紙を書いたり本を読んだりできるようになろう」という事で、新しい教材を取り寄せたのだ。
息子は自分の得意な英語が更に磨かれるという事で、意気揚々と新しく届いた教材に取り組みはじめた。
読み書きは大変だから、途中で挫折するかもしれない、と親は内心不安だったが、その不安は杞憂だった。
息子はとにかく英語で手紙を書きたい一心で読み書きの勉強に真剣に取り組んだ。
小学3年生の段階で、英語検定4級を取れるぐらいには読み書きも聴き取りもスピーキングもできるようになっていた。
そしてその熱意は消える事なく、小学生のうちに、高校1年生までに習う英語に関してはひと通りマスターしてしまった。
好きこそものの上手なれ、とは言ったもので、息子はいつも自ら率先して英語に取り組んでいた。
中学生になった息子は当然ヒーロー扱いだ。
小学生から英語学習が始まっていたため、その段階で「すごいね」とは言われていたようなのだが、そうは言っても、英語が得意なんだよ、程度の認識だったようで、如実に点数として表れる中学生では、息子の英語の成績が帰国子女の同級生と並ぶぐらいの高得点で、常に一目置かれるようになった。
学習面で武器があるのは心強いし、その科目に関しては、必要以上に勉強をする事がなくても良い点数が取れたため、他の科目に勉強時間を割く事ができたらしい。
それゆえ、他の科目の成績もすこぶる良く、高校進学時には、推薦で名門の進学校へ合格してしまった。
親孝行だなぁと思い、感謝しているが、息子に「お母さんが小さい頃から英語に力を入れてくれていたおかげ」と少し恥ずかしそうに言われて、とても嬉しかった。
息子の未来が明るくなるよう、楽しく国際色豊かな人生が送れるよう、それだけ考えてとにかく英語だけは、と思っていたのだが、こうして息子から感謝されると、感慨深いものを感じるというか、あの頃必死に教材探しをして、それを活用すべく一生懸命になって良かった、と思った。
息子はその後、得意な英語を生かして、大学に進学したものの、英文科などではなく、手堅い理系の学部を受験し、学会などで英語の論文をしたため、発表するにいたっている。
学部生の頃から教授に通訳担当として海外の学会に連れていってもらい、そのまま秘蔵っ子として院生となり、自らの論文を発表して、学生たちの指導に勤しむ毎日だ。
海外の研究者たちとも仲良くなっているらしく、よくうちに連れてくる。
私も主人も、息子ほど英語力があるわけではないため、いつもたじたじだが、今でも息子と一緒に英語を学んできた教材を時折引っ張り出しては復習しているため、どうにか挨拶と世間話ぐらいはできるのだ。
そんなたどたどしい私たちの英語を、息子は決して笑うことなく、困って会話につまれば助け舟を出してくれ、私たちは息子の大事な友人と楽しいひと時を過ごすのだった。