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幼稚園教諭免許を幼稚園以外にも活かせる仕事や働ける場所はあります。
幼稚園教諭免許をもち、9年間幼稚園での勤務経験ある筆者は、現在、異業種で働いています。
幼稚園以外に、働ける場所が知りたい人に、幼稚園教諭(幼稚園先生)免許・資格や経験を活かせる職場を紹介します。
保育にかかわる児童福祉事業で幼稚園教諭免許を活かせる仕事
認定こども園
認定こども園は、幼稚園と保育園の要素をあわせもつ幼保一体型の施設です。
満3歳未満の子どもを保育するなら、保育士資格が必須。
3歳以上の子どもを保育・教育するなら、保育士資格と幼稚園教諭免許が必須です。
そのため保育士資格と幼稚園教諭免許の併有が望ましいですが、園や募集のタイミングによって求められる資格は異なります。
週休二日ですが、施設によっては土曜保育もあります。
給与は、幼稚園教諭免許有・正社員は、月給約20万〜30万円が相場です。
園によって、賞与・昇給ありや保険・手当、勤務時間などの待遇は変わってきます。
院内保育・病児保育
院内保育と病児保育は、どちらも病院に併設されている保育施設ですが、
院内保育は、病院で働く職員の子どもを預かり、病児保育は、発熱したり、感染症にかかったりする子どもを一時的に預かる場所です。
預かる年齢が幅広い可能性があるため、保育士資格と幼稚園教諭免許の両方があることが望ましいです。
院内保育・病児保育とも幼稚園の先生と同じような仕事をしますが、一般的な幼稚園や保育園と異なる点は、病院が24時間体制であるため夜間勤務もあることです。そのため、夕食の提供や夜の寝かしつけなどもします。
病児保育は、病気やケガをしている子どもたちを保育するため、体を使って遊ぶ保育よりも心のケアをすることが主な仕事です。医療面のサポートは看護師がしますので安心です。
シフトによって勤務時間が変わりますが、行事やイベントが少ないため、イベントの準備や職員内の会議などは、少ないです。
給料は一般病院では月給約19万〜28万円が相場です。
託児所(企業・商業施設など)
商業施設の託児所は、保護者が買い物をしている間に、安全面を考慮し子どもたちを見守ることが仕事です。
企業の託児所は、企業内保育所ともよばれ、その会社で働く従業員の子どもを預かる保育施設のことです。
いずれの託児所も幼稚園教諭免許がなくても働けますが、子どもを預かる間、ケガしないよう見守ることは幼稚園先生の経験が活かせ、保護者から感謝されることも多く、やりがいに感じることも多いでしょう。
仕事は幼稚園よりも少なめです。
休日は、商業施設の託児所は、土日も営業しているため、4週6休または4週8休のシフト、大手企業の託児所は、会社の稼働日に合わせた休みになります。
商業施設託児所に比べて、大手企業託児所の方が休日数は多い傾向にあります。
給料は、正社員とパートでは異なります。
あくまで参考で、地域によって変動があります。
- 商業施設内託児所(資格有・正社員):月給約16万~23万円
- 企業内保育所(資格有・正社員):月給約20~30万円
- パート:時給1,120円~
児童養護施設
児童養護施設は、1歳〜18歳未満の家庭の事情で家庭で養育ができない子どもが生活する、家の役割の施設です。
子どもが自立する能力を身に着けることをサポートすることと、施設に住んでいる子どもたちの母親の役割もします。
幼稚園教諭免許を持っている人は、厚生労働大臣又は都道府県知事から認定され、かつ施設の採用試験に合格する必要があります。
勤務は、週休2日制を基本としますが、24時間体制での支援が必要な為夜勤や宿直でのシフトが組まれます。
給料は、正社員とパートで異なります。
- 一般労働者:時給2,200円が相場です。(※一般労働者とは、正社員や契約社員、派遣社員などの雇用形態にかかわらず、労働時間や日数で働く労働者のことを言います。)
- パート:時給1,400円が相場です。
学童保育(放課後児童クラブ)
学童保育は、主に小学校低学年の児童が放課後や長期休みに過ごす場所での保育です。
近年、独自で学童保育事業を運営する民間企業や塾などが増えつつあります。
保護者の代わりに、遊びや宿題、食事面をサポートすることが仕事です。
学童保育で働くために幼稚園教諭免許は必須ではありませんが、宿題や遊びの見守りは、幼稚園教諭免許やスキルを活かせます。
学童保育では、正規職員として働いている人は少なく、ほとんどがパートや臨時職員などの非正規職員です。
給料は、施設や雇用形態によって異なりますが、パートならば、時給は約1,000円〜1,600円が相場でしょう。また、働く時間はシフトによって異なります。
インターナショナルスクール
主に、国際的な教育を受けたい日本の子どもや外国の子どもを対象とした、教育施設です。
日本には数多くのインターナショナルスクールがありますが、多くは英語系で、その他の言語や文化が学べるインターナショナルスクールもあります。
その国の言語を教育言語とし、教育方針が組まれています。
幼稚園教諭免許は必須ではありませんが、子どもの成長をサポートする施設のため、幼稚園教諭免許や保育士資格がある方が望ましいです。
外国語のスキルを求められることはあまりありませんが、会話ができると有利な場合もあるでしょう。
就学前の子どもに対する教育や保育は、一般の保育施設と同じです。
子どものサポートやイベントの開催、外国の言語や日本語の言語習得教育があり、他には保護者対応や事務作業などです。
日本語で話せない保護者もいるため、外国語での対応が求められることもあります。
さまざまな価値観や文化に触れながら、語学力を活かすこともでき、一般的な保育施設や幼稚園施設と異なる海外の保育についても学べるため、おおきなやりがいに繋がるでしょう。
雇用形態は、正社員やパート、派遣などさまざまな募集があります。
施設にもよりますが、正社員の月給は約25万円が相場となっています。
ベビーシッター
ベビーシッターは、利用者の自宅や託児所などで子どもを預かり、身の回りの世話をします。
ベビーシッターに幼稚園教諭免許は必須ではありませんが、幼稚園教諭免許や先生の経験があると、専門知識やスキルが証明されるため、保護者から信頼されるでしょう。
働き方は、一般的なベビーシッター登録会社に登録して働く場合、時給にして約1,000〜1,800円程度が相場となっています。
非正規雇用がメインのため、自由な働き方ができ、副業としても注目されています。
保育ママ
保育ママは、自宅で0〜3歳未満の子どもを預かります。
仕事や病気などの理由で、保育を受けることが難しい子どもや保育園に入園することができない子どもが対象です。
子どもの定員は基本的に3名までです。
保育ママに、幼稚園教論免許は必要ではありませんが、自治体の募集要項には、「資格保有者」と記載されていることが多いため、幼稚園教諭免許はあるほうが有利です。
0〜3歳未満の子どもを預かるためか、保育士資格や幼稚園教諭免許を持って、働いている人が多いです。
日曜日や祝日、年末年始が休みで、年次休業や夏季休業などもあります。
保育ママの収入源は、保育料(世帯に応じて自治体が決める金額)と、自治体が保育ママを実施していれば、補助金です。
補助金収入と子どもを最大3人預かった場合の月収は、約27万円〜33万円が相場でしょう。
保育ママの注意点は、個人事業主になることです。
自分1人で子どもを預かる責任もありますが、国民健康保険や国民年金、賠償保険の費用は自己負担になり、確定申告も必要です。また、必要な玩具や保育に関わるものもすべて自分で用意します。
幼児教室の先生
幼児教室は、0〜6歳の未就学児を対象とした、身体や脳の成長を促し発達段階に合わせて行う教育機関です。
知育を目的とする教室と小学校の受験対策を目的とした教室に分かれ、選べるようになっています。
幼児教室で働くには、幼稚園教諭免許は必須ではありませんが、未就学児を指導する教育機関のため、資格がある方が望ましいです。
時給は約1,600円〜が相場ですが、各教室によって異なります。
幼稚園や施設以外の一般企業幼稚園教諭免許を活かせる仕事
幼稚園教諭の資格や経験を活かして、一般企業の仕事に就くことも求人があれば可能です。
子ども用品メーカー
おもちゃの販売や子ども服販売、教育関連商品の販売などの企業で幼稚園での経験を活かすことができます。
幼稚園教諭免許を必須としませんが、育児経験や子どもの発達の知識、企画の提案や開発にアドバイスできるからです。
子どもと日中過ごす幼稚園とは全く違う職種ですが、子どもが遊ぶおもちゃや洋服を通して店舗で子どもとかかわることができ、幼稚園では味わえないやりがいもあるでしょう。
給料や待遇、休日や雇用方法はなどは、子ども用品メーカーによって異なります。
保育・教育関連の企業
園にある遊具や用品を扱うメーカーや、園で使う教材を扱う企業など、園を運営するにはさまざまな企業が関わっています。
幼稚園先生の経験をしっかり活かすことができるでしょう。
幼稚園教諭免許を必要とするかは企業によって異なります。
給与や待遇、休日や雇用方法などは、企業によって異なります。
Webライター
幼稚園教諭免許をもっていることで、根拠のある記事や信頼性も高い記事を書くことができます。
保育や教育に関する企業の案件があれば、幼稚園での知識やスキルを活かすことが可能です。
先生目線での記事執筆など、さまざまに対応することができるでしょう。
求人の探し方・職場の見つけ方
興味のある施設がある場合は、施設のホームページなどで求人募集しているか確認してみるのがいいでしょう。
興味のある業種、話を聞いてみたい業種がある時は、求人サイトに問い合わせてみるのも一案です。
経験不問で求人募集している会社も紹介してくれ、自分を売り込んでくれますので、積極的に利用してみてもいいでしょう。